相談しても本人の自覚を待つこと、親が変わらないとと―20代・3年ひきこもり

主にお子さんが自立を果たした卒業生の親御さんに、質問をお送りしました。
特に2問目は、「自立ではなく自律」「多様化(ひきこもりも1つの生き方)の受容」「まず親子の対話」というひきこもり支援の現状の中で、何が本当に必要と思うかを、「子のひきこもり解決」を経験した立場からお答えいただきました。
私たちの支援活動が終わっても、この経験が今後の支援全体の一助となることを願っています。

  • 当事者の性別:男性
  • 当時の年齢:20代
  • ひきこもり期間:3年
  • 卒業時期:0~10年前
  • 回答者:父

ニュースタート事務局の支援で良かった点は

息子の救出作戦で東京まで夫婦で出かけ、スタッフ達と話し合ったこと。

実家にこもっていた頃、スタッフの家庭訪問、又入所中は寮のスタッフがわざわざ栃木まで来てくれ、いろいろお話を聞いてもらえたことは、息子のことを本当に見てもらっているのだなあと感じました。
それまでは栃木県内いろいろな相談窓口に行き、だいたい本人の自覚を待つこと、親が変わらないとという話が多く。
実際、本人はそれはどうでも良いことでは
分かりませんが。

お遍路を2回行ったということは、少し歩くことによって生きる力がついてきたのかなあと感じられました。

最終的にはシェアハウスで、1人暮らしの準備が出来た

入所中のアルバイト経験が本人の為にも良かったかなあと。

本人にとっては入所の約3年半はつらかったほうが大きかったと思いますが、この経験は将来きっと生きてくれると信んじています

これからのひきこもり支援に必要だと思うこと(社会への提言)

社会に対してこれからどういうことが必要かは正直分かりません。

ただ自分から動けなかった時期も、他からの言葉は敏感に感じ取っていた気がします。

理解していたと思います。

やはり親以外の人の真剣な働きかけは大切です。

それによって少しずつではありますが、動けるようになるのでは。

ただ家から出て、外を歩く行為が出来るのが、大切だと思います。

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執筆者 : 久世 芽亜里(くぜ めあり)

久世芽亜里

認定NPO法人ニュースタート事務局スタッフ。青山学院大学理工学部卒。担当はホームページや講演会などの広報業務。ブログやメルマガといった外部に発信する文章を書いている。また個別相談などの支援前の相談業務も担当し、年に100件の親御さんの来所相談を受ける。

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