適切な対話などできようはずもありません―20代・2年ひきこもり

主にお子さんが自立を果たした卒業生の親御さんに、質問をお送りしました。
特に2問目は、「自立ではなく自律」「多様化(ひきこもりも1つの生き方)の受容」「まず親子の対話」というひきこもり支援の現状の中で、何が本当に必要と思うかを、「子のひきこもり解決」を経験した立場からお答えいただきました。
私たちの支援活動が終わっても、この経験が今後の支援全体の一助となることを願っています。

  • 当事者の性別:男性
  • 当時の年齢:20代
  • ひきこもり期間:2年
  • 卒業時期:0~10年前
  • 回答者:母

ニュースタート事務局の支援で良かった点は

息子は転職先の職場でのいわゆるパワーハラスメントにより退職後、次の就職先をなかなか決めることができず、「ひきこもり」状態になりました。
我が家は母子家庭(夫とは死別)でしたので、親として息子をどう立ち直らせたらよいか、私は一人で悩んでおりました
そんな中、新聞の広告で二神様の著書を知り購入長年の活動に裏打ちされた言葉に感銘を受けました。

家族を開かなければ、ひきこもりは解決しない。
本当にそうだと思います。

サポートお姉さんとの連携から、千葉への転居。
千葉行きについても、意外にあっさり息子は承諾しました。
彼も苦しんでいたのだと思います
このままではいけない、でもどうしたらよいのかわからない(親も子も)

ニュースタート様に出会って、私たちはとてもラッキーでした
ご縁に感謝してもしきれません。

これからのひきこもり支援に必要だと思うこと(社会への提言)

ひきこもりも一つの生き方 → とんでもない!

誰もが、「何かの役割」を担ってこの世に生を受けてきたのだと思います。
それが、たとえ小さなことでも「社会との関わり」がなければ、結局その方は本当の意味で「生きていない」のと同じです。

現状の方向性にはまったく反対です。
その方自身の成長の芽や可能性を摘んでしまうことに繋がるからです。

親は、大切な子供をそのような一生に貶めてしまうことを本当に望むのでしょうか?

親子の対話を → 無理です!

本当の意味での、子離れ親離れができないことが「ひきこもり」の1つの要因であるからです。
適切な対話などできようはずもありません

二神様の理念のとおりで、「家族を開く」ことが一番の特効薬だと思います。

ただ、残念ながら、ニュースタート様のような理念をもってサポートしていただける体制が整っていないのかもしれないと感じます。
「問題の棚上げ」状況に進むのを危惧します

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執筆者 : 久世 芽亜里(くぜ めあり)

久世芽亜里

認定NPO法人ニュースタート事務局スタッフ。青山学院大学理工学部卒。担当はホームページや講演会などの広報業務。ブログやメルマガといった外部に発信する文章を書いている。また個別相談などの支援前の相談業務も担当し、年に100件の親御さんの来所相談を受ける。

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