「きっかけさえあれば社会に戻っていけそうな子」の通りに―10代・半年ひきこもり

主にお子さんが自立を果たした卒業生の親御さんに、質問をお送りしました。
特に2問目は、「自立ではなく自律」「多様化(ひきこもりも1つの生き方)の受容」「まず親子の対話」というひきこもり支援の現状の中で、何が本当に必要と思うかを、「子のひきこもり解決」を経験した立場からお答えいただきました。
私たちの支援活動が終わっても、この経験が今後の支援全体の一助となることを願っています。

  • 当事者の性別:男性
  • 当時の年齢:10代
  • ひきこもり期間:約半年
  • 一人暮らしの部屋でひきこもり
  • 卒業時期:0~10年前
  • 回答者:母
  • 支援内容:訪問支援のみ

ニュースタート事務局の支援で良かった点は

親担当のスタッフさんに大変お世話になりました。

12月までにアルバイト開始」「4月からは今のままでは仕送りを止める」など、具体的な条件決めを行い、手紙に書きました

12月からアルバイト(初めて)したことで、自信をとりもどし、明るくなったと思います。

そこから、自分で新たな専門学校を探し、復学か悩み、決断し、アパート探しなど、全て1人で行いました

専門学校はとても楽しく、積極的に行動していたようです。

就活も全て自分でやり(相談や報告はときどきあった)、会社に就職し、今1年目です。

ニュースタートに行っていろいろ話したとき、二神さんが「この子はきっかけさえあれば社会に戻っていけそうな子だ」とおっしゃったことが、心の支えになりました

ほんとうにそうでした

アルバイトをしたことで、おばさんたちからかわいがってもらったり面接もこんなものなんだ~と気楽になったみたいでした。

ありがとうございました。

これからのひきこもり支援に必要だと思うこと(社会への提言)

ひきこもりも一つの生き方」という考え方は、私はよくないと思います

時には厳しくすることも、大事だと思います。

親子だけでいきづまったときは、第三者の力も借りることも大切。

(昔ながらの)おせっかいなおばさんとか、いろいろな支援も大事かなと。

あとは、仕事というのはいろいろあり、正社員だけでなく、アルバイトや自営など様々なものがあり、親の年金などに頼らず、自活して生活していけることを目的に。

社会全体がおおらかになるとなあと思います。

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執筆者 : 久世 芽亜里(くぜ めあり)

久世芽亜里

認定NPO法人ニュースタート事務局スタッフ。青山学院大学理工学部卒。担当はホームページや講演会などの広報業務。ブログやメルマガといった外部に発信する文章を書いている。また個別相談などの支援前の相談業務も担当し、年に100件の親御さんの来所相談を受ける。

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