家を出て支援を受けたところで大きく変わった―20代・5~6年ひきこもり

主にお子さんが自立を果たした卒業生の親御さんに、質問をお送りしました。
特に2問目は、「自立ではなく自律」「多様化(ひきこもりも1つの生き方)の受容」「まず親子の対話」というひきこもり支援の現状の中で、何が本当に必要と思うかを、「子のひきこもり解決」を経験した立場からお答えいただきました。
私たちの支援活動が終わっても、この経験が今後の支援全体の一助となることを願っています。

  • 当事者の性別:男性
  • 当時の年齢:20代
  • ひきこもり期間:5~6年
  • 卒業時期:0~10年前
  • 回答者:母

ニュースタート事務局の支援で良かった点は

決して押しつけることなく、しかしタイミングを見てぐっと後押ししてくれた所が良かったと思います。

また、親の不安感に対しても、丁寧に対応していただきました。

やはり、見守るだけでは進まないというような方針には共感しますし、知識・経験のある第三者の方の介入は必要だと感じています。

また訪問ではなかなか改善の兆しが見えませんでしたが家を出て支援を受けたところで、大きく変わったと思います。

子離れ・親離れの方針も、自立に向かう大きな要素と実感しています。

これからのひきこもり支援に必要だと思うこと(社会への提言)

私の体験からだと、引きこもっているときに「親子の対話」(本音でのやり取り)は難しいと思います。

また「引きこもっていることも選択のひとつ」とは、本当の意味で本人の幸せにつながるとは思えません

なので第三者、特に知識や経験のある本気で関わってくれる支援の介入は大きいと思います。

ただそこの見極めが難しく思いますが・・・

辛い経験から引きこもっている方が多いと思いますが、やはり外の世界、社会とかかわることが、幸せを感じられるひとつの要素だと思います。

回答募集中!

卒業生の親御さんからのご回答は、まだまだ募集中です。
お問い合わせフォームやお手紙にてお送りください。

書籍のご案内

書籍の圧倒的な情報量には、コラムでは太刀打ちできません。
ニュースタート関連書籍は、現在19冊あります。1冊1冊の内容紹介と購入方法をご覧いただけます。

執筆者 : 久世 芽亜里(くぜ めあり)

久世芽亜里

認定NPO法人ニュースタート事務局スタッフ。青山学院大学理工学部卒。担当はホームページや講演会などの広報業務。ブログやメルマガといった外部に発信する文章を書いている。また個別相談などの支援前の相談業務も担当し、年に100件の親御さんの来所相談を受ける。

→詳細はこちら