本人より家族のメンタルが弱ってしまう―30代・5年ひきこもり

主にお子さんが自立を果たした卒業生の親御さんに、質問をお送りしました。
特に2問目は、「自立ではなく自律」「多様化(ひきこもりも1つの生き方)の受容」「まず親子の対話」というひきこもり支援の現状の中で、何が本当に必要と思うかを、「子のひきこもり解決」を経験した立場からお答えいただきました。
私たちの支援活動が終わっても、この経験が今後の支援全体の一助となることを願っています。

  • 当事者の性別:男性
  • 当時の年齢:30代
  • ひきこもり期間:5年
  • 回答者:父

ニュースタート事務局の支援で良かった点は

二神様、その節はお世話になりました。

また息子を担当して下さった職員の方にも、御礼申し上げます。

一番感じたことは、とにかく同居していてはダメで、本人より家族のメンタルが弱ってしまうということになります。

そうかといって、アパートで下宿ぐらしをさせても、結局、とじこもってしまうだけです。

そういう子どもにニュースタートで共同生活をしたことは、やはり社会とのつながりを保ててよかったと思い、感謝しております。

これからのひきこもり支援に必要だと思うこと(社会への提言)

二神様、長い間お疲れさまでした。

こういう試みで何人も青少年が自立できたと思います。

残念ながらそうではないお子さんもいるでしょうが、とにかくあきらめずに、待ちつづけてほしいものです。

今の時代ですから、必ずしも会社や組織に入らずともできる仕事は多くあります。

そういう意味で家でもできる仕事や、個人でやれる作業・仕事もあります。

ぜひそういう仕事を見つけてほしいものです。

それと車の免許があるとかなり有利です。

その他メッセージ

二神様、ニュースタートの職員の皆様、長い間の献身的な活動、本当にご苦労様でした。

子どもがひきこもりからぬけ出せ、自立する親の喜び・安心は口では言えないものがあります

それはこういう体験をした者でなければ、わからない苦しみと喜びでもあります。

二神さんにはぜひ回想録を、また職員の皆様も経験を生かした活動を望んでおります。

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執筆者 : 久世 芽亜里(くぜ めあり)

久世芽亜里

認定NPO法人ニュースタート事務局スタッフ。青山学院大学理工学部卒。担当はホームページや講演会などの広報業務。ブログやメルマガといった外部に発信する文章を書いている。また個別相談などの支援前の相談業務も担当し、年に100件の親御さんの来所相談を受ける。

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